マネジメントに昇格する販売スタッフの共通点(行動特性)|ラグジュアリー販売員が店長・副店長になるための習慣
- 信穂 矢野
- 1 日前
- 読了時間: 5分

はじめに:昇格は「売上だけ」では決まりません
ラグジュアリー業界でマネジメント(副店長・店長・カテゴリーマネージャー等)に昇格する人は、タイプは様々でも**“共通する行動”**があります。結論から言うと、昇格する人は「数字を作る力」だけでなく、周囲から信頼される再現性のある働き方を持っています。
この記事では、現役販売員・これから目指す20〜30代の方に向けて、**昇格する販売スタッフの共通点(行動特性)**を分解してまとめます。
1) タイプは違っても「強みのある人間力」を持っている
昇格する人は、全員が同じキャラではありません。ただし共通しているのは、次のような**“強みとして周囲に伝わる人間力”**です。
明るい(場の空気を上げる/相談されやすい)
公正・公平(好き嫌いで判断しない/贔屓しない)
頭の回転が早い(状況判断が早い/優先順位づけができる)
わかりやすく噛み砕いて伝えられる(新人や他部署にも伝わる)
努力家(継続で伸びる/改善の習慣がある)
行動に落とすとこうなる
指示ではなく、**「背景→結論→次の一手」**で話す
不満より先に、代替案を1つ添える
できた人を褒めるより、**“できるようになるプロセス”**を共有する
ポイント:マネジメントは「人を動かす仕事」。だから“人間力”は評価に直結します。
2) 販売力がある:指名される顧客がいる(=再現性のある顧客づくり)
昇格する人は、売上が安定しています。その土台は「一発の高額」ではなく、指名・継続・紹介につながる顧客づくりです。
指名される人がやっていること(例)
来店直後に“売らない質問”を置く(目的・オケージョン・優先順位を把握)
提案のたびに、理由を言語化する(なぜこれが合うのか)
購入後の体験まで設計する(保管・メンテ・スタイリング・次回提案)
顧客管理を「作業」にしない(メモは次回提案の材料)
昇格の視点では、「売れる」よりも“売れる仕組みを説明できる”が強いです。
「自分の接客はこういう型で再現できる」と語れる人は、教育側に回れます。
3) 感情的にならない:いつも“店の温度”を一定に保てる
マネジメントに必要なのは、正しさだけではなく安定感です。
昇格する人は、忙しい日・クレーム・人間関係の摩擦があっても、感情で反応しません。
感情的にならない人の「癖」
反射で返さず、一拍置いて要点をまとめる
論点がズレたら、**「今決めることは何?」**に戻す
“誰が悪い”より、**“次どうするか”**を先に話す
店長・副店長は「売上」以上に「チームの安全運転」を担う役割。感情の安定は最大のスキルです。
4) プライドを持っている:ただし“攻撃の道具”にしない
昇格する人は、例外なくプライドがあります。ただしそれは、他人を見下すためではなく、**「職業の誇り」「基準の高さ」**として表れます。
良いプライドのサイン
身だしなみ・所作・言葉づかいの基準が高い
約束を守る(時間、返信、共有、数字)
自分の未熟さを認め、改善の行動に落とす(言い訳で終わらない)
“ラグジュアリーにふさわしい自分でいる”という誇りは、周囲の信頼を集めます。
5) 体力がある:最後までパフォーマンスが落ちない
意外に軽視されがちですが、昇格する人の共通点に体力があります。ラグジュアリーの現場は、立ち仕事・集中力・対人疲労・繁忙期の連続。体力=根性ではなく、コンディション管理能力です。 体力がある人の習慣
睡眠・食事・運動を“仕事の一部”として扱う
疲れた日に接客の質が落ちないよう、ルーティンで整える
繁忙期前に体調を作っている(直前に無理しない)
昇格する販売員のセルフチェック(10項目)
当てはまる数を数えてみてください。
忙しい時ほど言葉が丁寧になる
“理由つき提案”が口癖になっている
新人に同じことを3回聞かれても態度が変わらない
不満を言う前に、代替案を出す
顧客メモが「次の提案」につながっている
チームの誰に対しても公平に接する
ミスが起きた時、犯人探しより再発防止を優先する
身だしなみ・所作の基準が自分の中にある
数字の作り方を“説明”できる
繁忙期でもコンディションが崩れにくい
7個以上なら、行動特性はかなり揃っています。足りない項目は“才能”ではなく“習慣”で埋められます。
よくある質問
Q. 売上が高ければ必ず昇格できますか?
売上は重要ですが、昇格は「売上+再現性+信頼+チームへの影響」で決まることが多いです。特にマネジメントは“人を通じて成果を出す”仕事なので、行動特性が見られます。
Q. 人間関係が苦手でも昇格できますか?
可能です。ただし「感情的にならない」「公平」「噛み砕いて伝える」など、関係づくりを“技術”として磨く必要があります。
Q. 20代から意識すべきことは?
最優先は「顧客づくりの型」と「安定感」です。売上が上がっても、感情が乱れると評価が落ちやすいので、早めに整えるのがおすすめです。また自分なりの強みを伸ばすと良いと思います。
まとめ:昇格する人は“管理者っぽい行動”を先に始めている
昇格は、辞令が出た瞬間に始まるのではなく、日々の行動で先に始まっています。
強みのある人間力(明るさ・公平・伝達力・努力)
指名される顧客づくり(再現性)
感情的にならない安定感
職業の誇りとしてのプライド
体力=コンディション管理
TOUでは、ラグジュアリー業界の販売職・店長職を中心に、**「昇格を見据えた転職」「現職で昇格するためのキャリア設計」**も整理しながら相談を受けています。「今の職場で上がれるのか/上がれないならどこで上がるのか」を一緒に言語化したい方は、気軽にご相談ください。




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